Netflix限定の映画といえば独特の世界設定で映画好きを満足させてくれる作品がたくさんある。今回はアジアを舞台にした作品を3つ(+おまけ)紹介。どれも政治や組織の思惑を描くサスペンスや銃撃戦、機敏な格闘アクションが楽しめるのでおススメ。



『鋼鉄の雨』
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北朝鮮の軍部がクーデターを起こし、負傷した将軍様(韓国側からは「北の1号」と呼ばれてる)を連れて韓国で尽力する兵士と、政治折衝のなかでその兵士と行動することになる韓国大統領府の外交保安官の物語だ。やがて北朝鮮軍部は韓国へ宣戦布告する。それを阻止するため、南北相互の正義を守るため、共に動き出す。



この映画でのスゴさは将軍様の顔を映すことなく将軍様らしさを映し出す巧みなカメラワークだ。映画の中で負傷した将軍様を兵士が守るので頻繁に将軍様が映るのだが、政治的配慮のためだろうが、顔を直接映さずに恰幅の良い体型と特徴的な髪形を映すことによって観る者にその顔を想像させる職人技と言っても過言ではない。



『人狼』
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『人狼』は知る人ぞ知る日本のアニメーション『人狼 JIN-ROH』(原作:押井守)の韓国による実写化。正直日本が実写化しなくてよかったと思える程にクオリティが高い(映画をよく観る人ならむしろ日本の実写化のほうが不安だったと思う)。何より”特機隊”の外骨格がそっくりそのままなのが良い。



物語のキーとなる”特機隊”が生まれた背景について、アニメ版は日本を舞台に「第二次大戦後生まれた混乱を鎮圧するため”特機隊”が生まれた」という背景だったが、実写版は韓国を舞台としているものの原作の流れを汲むために世界観を巧みにつなぎ合わせている。



その内容は「2024年。領土問題で対立する中国と日本が軍国化を進め、更にアメリカとロシアも介入して中立する韓国に圧力をかけた。韓国政府は国を強化するため無理やり南北統一を図ろうとするも治安が悪化、国内の反統一派の武装蜂起に対抗するため”特機隊”が生まれた。」という背景だ。



おおよそのストーリーの流れはアニメ版と同じだが実写ならではの銃撃・格闘シーンが楽しめるので、アニメ版を観た人も、まだ観たことない人も楽しめるだろう。



『アウトサイダー』
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1954年の大阪を舞台にしたヤクザ物の映画。監獄にいた元米兵が同じ部屋に来たヤクザ(浅野忠信)を助けたことをきっかけに組織の一員となり極道の道をゆく。



日本を舞台にしているからか銃よりも刃物が登場するシーンが多く、したがって流血シーンが多いので苦手な人は注意。浅野忠信や椎名桔平など実力派のベテラン俳優が登場しているので演技は折り紙つき。安田大サーカスのヒロの活躍が見られるのもこの映画の見どころだろう。



おまけ



『アジョシ』(Amazonプライムビデオ)
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注目すべきは主人公と敵グループの用心棒の格闘シーン。終盤のナイフシーンは一人称視点で映し出されるのは圧巻だ。ジャッキーチェン以来のマーシャルアーツの格闘がたっぷり味わえる。



ウォンビンがとにかくかっこいい(髪を切る前も切った後も)、物語も警察側にユーモラスなキャラがいるのでシリアスになりすぎない勧善懲悪のアクション映画なのでおススメ。